bakemono

バケモノの子

渋谷を放浪していた家出少年”九太”は、ひょんなことから、熊のバケモノ”熊徹”に弟子入り、彼のもとで暮らすことになる。
家出少年と不器用なバケモノの、奇妙な師弟関係と成長の物語。

細田守監督の、クセなし、邪気なし、歪みなしの、超王道エンターテイメント作品。
監督が目指すところの「万人が楽しめる映画」というものが完成されていたと思います。

今回はキャラクターの良さが際立ってましたね。
やっぱり、熊徹みたいな、大雑把で不器用なキャラって好きになる。
(役所広司の声も良かったなぁ…!)

不器用で、九太には怒鳴ることしかできないんだけど、
彼は彼なりに必死になって、自分の技術を彼に教えようとしていて、
でもどうすればいいのかわからなくって、もがく。

その一方で、九太もそんなダメな師匠とケンカばかりするんだけど
(この『馬鹿野郎、この野郎』と怒鳴りあう、フラットな仲も良い)
それなりに師匠を尊敬していて、なんとか何かを学ぼうと必死になっていく。

そんな不器用で、おかしな師弟関係・信頼関係が素敵でした。

前作の「おおかみこども」でもそうでしたが、
子供視点からみて感動できるポイントと、
親視点からみて感動できるポイントが共存してる。
小6の子供を抱えるウチの上司が「泣いたわ〜」って言ってたのもむべなるかな。

ラストはじんわり感動。さわやかな後味。